当時の矯正治療
歯並びを直すことによって良い噛み合わせが得られるのは勿論ですが、口もとや顔の印象までかなり変化します。
私たちは、ただ歯並びのことだけを考えて治療しているわけではなく、骨格や顔だち全体のバランスや成長、特に口元の調和を考慮しながら治療を進めています。
当院の矯正歯科では専門医による診療を行っており、矯正治療とはどのようなものか、どのように治っていくのか等を解りやすくお話しします。
コンピュータを駆使して細かな問診・視診・触診を行い、患者さまの持つ問題点を瞬時にレポートします。
症状を記録したレポートは、治療計画を設定する上で大変重要です。
例えば、舌の動きの癖は、噛み合わせに影響することもありますので、しっかりと記録する必要があります。
初診はご相談の日となります。お気になられているところや、ご心配な点をご遠慮なくご相談ください。
正確な診断のための精密検査
矯正歯科では、口と顔の写真・歯のX線写真・頭蓋骨全体のX線写真(セファログラム)等のデータを分析しています。
最近では、デンタル・パノラマ・顎関節のX線写真の代わりに、X線量の少ないコーンビーム法CTスキャンの撮影を行っています。
CTスキャンにより、さらに正確な診断が可能となっています。
小児矯正
歯の凸凹や噛み合わせを治すことはもちろんですが、上顎と下顎の骨格のバランスを整えることをメインに治療を進めていきます。
●成長発育に問題を来しそうな場合
●後から生えてくる永久歯に悪影響が起こる場合
●生えてきた永久歯の位置が極度に悪い場合
●小児の適切な時期に治療することで永久歯の矯正治療が必要なくなる可能性が高い場合
●将来歯を抜かないで治療出来る場合
これらの場合には、永久歯が生え始める6~7歳から矯正治療を始めることもご提案しています。
成長に合わせて第1期治療・第2期治療を行うのが一般的ですが、
症状や個人差によっては第1期治療のみで終了する場合もあります。
成人矯正
歯並びを直すことは、単に見た目だけの問題ではなく、むし歯や歯周病の予防にも大変有効です。
口は、初めに食物が入る消化器官です。
お口の中を健康に保つことが、健康の第一歩となるのです。
成長期の治療に比べると成人期の歯の移動速度は遅いため、一般的に治療が若干長引きやすいという傾向がありますが、
その反面、成人期の治療は成長発育がほとんどないので歯の移動計画を立てやすいという利点があります。